【被害個体の画像】

これが現実です。
しかし、残酷ですので、見たくないかたは クリックをお控えください。

 画像1
 前足の片側を失った個体

 画像2
 両後足を失った個体

 画像3
 お腹の卵も食べられた

 画像4

 画像5

悪夢再び...

2014年に起きた苦い経験。
その経験から学び万全の対策を取った。
いや、取っていたはずだった...

2022年6月25日までは...
何もなかったのだから...

毎週土曜日はメンテナンスの日。
この時期は、何かとすることが多い。
朝から屋外飼育池の水替えだ。

しかし、変だ。
何かが違う。
子亀の池が変だ。
動きが無い。
池の中に子亀がいない。
昨年生まれた6㎝ほどのヨーロッパヌマガメ10匹が...
亀だけではない。一緒に入れていた金魚も見当たらない...

高い場所に設置した池の中から何もいなくなっている。
鳥による仕業か...? ペリカンみたいな大型の鳥がやって来たのか??
前日の昼過ぎに餌やりをしたから... その後の出来事か?

早速防犯ビデオを確認をした。
しかし、日中に鳥が来た気配がない。
暗くなってから鳥が来た?それとも朝方か?
ビデオを進めた。
すると真夜中に塀の上を動く2つの光。
猫か?
でもちょっと違う。もしかして...  いや、あれはアライグマだ。
1.8mのブロック塀の上をアライグマが歩いている。
信じられない...
そして子亀の池をあさっている。
でも、なぜ?
こんな高い塀をどうやって登った?

ひとまず塀の上を歩けないようにすればいいか...
ホームセンターで突起の付いた猫除けグッズを買って塀の上に張り巡らせた。
これで歩けないだろう。
登って来ても歩けないなら諦めるはず。

だが、その夜、またヤツが来ていた。
気付くのが遅かった。
大切にしていたヨーロッパヌマガメの南イタリア個体群が全滅だ。
頭や手足、内臓が吸い取られた抜け殻のような甲羅が4つ。
お腹にあった卵の殻も散乱している。
その他、手や足が齧られたヨーロッパヌマガメとキボシイシガメ。
2日間で14匹の命が奪われ、6匹が大きな怪我を負った。

その次の日1.8mの塀を点検すると、隣接する金属製のポールにアライグマの足跡が。
きっとポールを上手く使って登ってきたのだ。

ポールに足が掛からないようにガードを施した。
これで絶対に登れないはず。
もう侵入できないはずだ。

でも、気になる。
2度あることは3度ある?

その晩はずっと防犯カメラとにらめっこ。
すると、またもや塀の向こうに2つの光。
塀から侵入したいようだが、昼間に施した対策のせいでなかなかこっちに来られないようだ。
そして諦めたようだ。
よしよし。

安心して、少しうたた寝をしてしまった。
目が覚めると画面にはアライグマが......
えっ。
どこから入った?
慌てて外に出て追っ払おうとするが、それほど人を怖がらない。
近くにあったデッキブラシを振りかざしても涼しい顔でこっちを見てる。
デッキブラシを地面にたたきつけ大きな音を立てながら、大きな声を上げると
何事もなかったかのようにフェンスの上を歩いて隣の家の方に去って行った。
今度はフェンスからか...?

高い塀を諦め、別の侵入経路を見つけたようだ。
これは一晩中見張らないと、また来るはずだ。

眠い目をこすりながら防犯カメラを見ていると、やはりまた来た。
えっ。
今度は2匹。
今までの大きいヤツとそれより少し小さいヤツ。
「ここはご馳走がある」ってことで、子供を連れてきたのか?
それとも嫁さんか?
追っ払うために外に出た。
でも、もういなかった。
小さな糞を残して...

翌日、もう1つの侵入経路も封鎖した。
これで絶対に...
多分... 入れないはず。

でも、2匹いるということはもっといるはず。
念には念を。
もしかしたら入って来るかも?と思うところ全てに対策をした。
でも、毎晩気がかりになる。
寝ては起きて、防犯カメラばかり見てる。

眠れない日が続く...

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